放課後は白銀の調べ 急急如律令フルコンプ後感想 乙女ゲーム 2014年03月18日 この度、PC版放課後は白銀の調べをフルコンプ致しました! というわけで簡単に感想をば。 いつもの如くネタバレばかりの記事なので、気になる方は以下スルーで! 例によって思いつくままに書いてるので、相変わらず支離滅裂です。 ・全体的に いやー面白かったです! ルート毎に展開も違うし、そして熱い! 敵は共通してるのにパターンがちゃんと違っているので、読んでいて飽きがきませんでした。 そして熱い!(二度目) ただまぁ、ちょっと気にならない点がなくもないけれど、それは瑣末なことです。 全体を通していえば、随分惹きこまれてプレイ出来ました。 ただ、1ルート終えたところで結構気力体力使い果たすので次のルートへ行くのに気合入れ直すのが必要でした。 読むだけの作業なのに、疲れたぜ…… ・システム 快適でした。なんといっても次のシーンに飛べるのが強い! そしてちゃんと既読で止まる! すべてのゲームに、こういったシステムが付いていれば良いのに……! ただ、ウィンドウを最前面にしないとボイスとか音楽とか動作が止まるのはちょっとなぁーって思った。ボイス再生している間に別の作業をちょろっと進めたい人間でもあるのですよ。 ところでBGM鑑賞ってどうなったんです? 解説書にはBGM鑑賞が載っていたのだけど…… 一周目出なかったからフルコンすれば出るのかなぁーって思ってやってたのだけれど、結局フルコンしても出なかった。すごいショック受けた。BGM鑑賞…… 嘘情報はいけないですぜ;; ・シナリオ 前述の通り、展開とかすごい熱くて面白かったです。 まぁ、残りは全体のところで語っている通りなのですが。 不満があるとすれば、陰陽術を主人公が使っているときにルビを振ってほしかったなーって点くらいです。まったく読めんから意味が余計にわからん! それと、主人公が専門職に就く側だから仕方ないとはいえ、もう少しわかりやすく説明してほしい点が多々。専門的な言葉でかためられると、知識のない人間はのめり込むのに苦労するのです。 各キャラ感想 ・要 なんというか主人公の語り口が自分の性に合わなかったというか……ところどころでイラッと。まぁ、気になる面というのはこういったところですかね。見習いだからしょうがないとはいえ、勝算もないのに無闇やたらと突っ込もうとする。それで味方を窮地に陥れちゃ駄目でしょうが。まぁ、そこも見習いの身らしいから仕方ないとはいえ、本当にその辺りの血の気の多さには辟易としました。同級生組のルートだったらまだ主人公の方が専門職としての意地があるから良かったものの、安部さんルートに入る、あるいは安部さんと協力体制に至るルートとなると完全に足手纏いモードだったのでそれが辛かったです。 あと、これは個人的な趣向の話ですけど……私、男子校に潜入するからにはもっと男勝りな主人公を期待していたのです。喧嘩の強さはおおっ!ってなったのですが、本人はあくまで女の子としてありたいって気持ちだったのでちょっぴり残念な気持ちに。どうせ適当な性格だったのなら、その辺も気にせずにいてくれたら良かったのになぁ……。 ・十馬 坊主頭にバリカンアート。初見時は「これ、乙女ゲーの攻略対象としてどうなのよ?」と思っておりました。が、曲が格好良くて何度も繰り返しOPを見ている内になんとなくありかも、と思い購入に至ったという。まぁ、一番の壁でありながらも、受け入れれば実際には気にならなくなりましたよね。最初の頃は要に剣道部入れアピールしまくっててすごくうざったかったのですが、本人のルートまたはグランドルートでは男の中の漢を見せてくれて、すごく気持ちの良いヤツでした。というか本人のルート、まさかのヤンデレ展開がくるとは思わず、しばらく呆然。でも、たまにはこういう病み展開も良いっすねw ・悠斗 憎めないヤツだけれど、ところどころでムカッとさせられるというか。うーん、何故こうも突っかかってくるのか。そして、私はどうやら主人公がとられるのが嫌で相手にする焼きもちは好きなようだけれど、友人がとられるのが嫌で主人公に焼きもちをやく展開は酷く嫌なようで。小さい男だなーとついつい思ってしまうのは仕方がないと思う。 ・天也 ツンツンツンからのデレは美味しいんだな、って思いました。 というか人が変わりすぎだろう……! なんかもう、デレてからが可愛すぎるというか。 それでも理詰めな点はぶれないのがいいなと思った。 本当ならこういうタイプ、一切超常現象を認める素振りを見せずそれで苛つかせるんじゃないかと思っていたのだけれど、設定が設定なだけに素直に受け入れてそれに負けずと立ち向かうという点にすごく好感が持てた。 というかグランドルート!揺さぶりをかけられても一切揺らがないその心が本当にかっこよかったですぜ!! ・漣 綺麗系のキャラが好きなんです。 最初からどこか人外っぽいなーとは思いつつ、さてその正体はいかにと進めていたのですが、正体が顕れるのが結構後半すぎる!! もうちょっと早いところで出てくれるかと思ったのに……! ところでこの人、最初から要が女の子だと知っていて近付いているものだと思っていたのだけど、実は気づいていなかった点が驚き。もう少し聡いタイプだと思ってましたよ。 ENDはどっちが好きかと問われたら、展開としては恋愛の方。でもスチルは断然式神の方でした。狐耳に狩衣(だっけ?)!!私的に唯一の萌え要員でした。 ただひとつだけ疑問が。いままで要を避けてたのに、天也と密会後に急に馴れ馴れしくなったのはどうしてだろうか?そこの心情変化に至った理由がすごく気になる。 ・安部 髭・おっさん、という点が苦手で先にプレイしちゃったんだけれど、失敗でした。 この人は一番最後にやるべきだった……! とはいえ、苦手タイプながらも萌えはたくさんあったのです。 綾乃さんを見下ろしてるスチルとか、最たるもので……! ただ、わざわざ自分が同業者だって要には隠す必要があるのかなーって終わった後に疑問が。 隠してた所為で要にことごとく邪魔されていた部分もあっただろうし。 要に疑心を抱かれることもなかっただろうに。 と、それを言っちゃこのルートの意味がなくなってしまうわけですが。 面白いかったからいいけど。 それだけに、最後の最後、お髭を剃ったスチルがほしかったなーと我侭な気持ちもあったりするのです。 ・蛇蝎 おのれ、ドレッドヘアーの癖に……実はこの中で一番好きなキャラになっていたりしまする。 自分でもマジかよ、って思うけれど。 本気で、敵役としてすごくはまってる。一切かっこ悪いところがない。 まぁ、おまけの4コマの影響もあるかもだけど、可愛いとこもあるし…… 要たちが士気をあげんと声をかけあうシーンで一切口を挟まないなんて、良いやつじゃないか。 戦隊もので口上を発する時に敵が静かに見守っているシーンを彷彿とさせる…… まぁ、何が言いたいかと言うと、蛇蝎解放ENDが一番好きです。 なんか、ちょっとした謎は残るけれど。 なにはともあれ、夢中になってプレイできたのは本当です。 もっとこういう、バトル特化型の乙女ゲーが出ないものか切に願いまする。 [0回]PR